(2)高熱(38℃以上) インフルエンザ薬と異常行動. 今回異常行動について報告した川崎医療大学小児科学教授の中野貴司教授は、医療機関や患者から自発的に報告のあった症例を調べた。するとイナビルの異常行動・言動は2010年と2011年の2シーズンで245例 … インフルエンザによく使われるインフルエンザ薬は、 タミフル 、 リレンザ 、 イナビル です。. タミフルを飲んだとみられる10代の方が、マンションから転落死するという痛ましい事故が過去にありました。, 事故がきっかけで、厚生労働省は2007年3月に「タミフル服用後の異常行動について」という緊急安全性情報を発行しました。, その緊急安全性情報はマスコミ等の報道により拡散し、タミフルと異常行動について強く関連付けられるようになりました。, インフルエンザによく使われるインフルエンザ薬は、タミフル、リレンザ、イナビルです。, 因果関係は不明であるものの、本剤を含む抗インフルエンザウイルス薬投薬後に、異常行動等の精神神経症状を発現した例が報告されている。, さらに、タミフルの添付文書にはもう一足踏み込んだ形で、異常行動についての注意喚起がされています。, 10歳以上の未成年の患者においては、因果関係は不明であるものの、本剤の服用後に異常行動を発現し、転落等の事故に至った例が報告されている。, このため、この年代の患者には、合併症、既往歴等からハイリスク患者と判断される場合を除いては、原則として本剤の使用を差し控える。, また、小児・未成年者については、万が一の事故を防止するための予防的な対応として、本剤による治療が開始された後は、, タミフルのみに異常行動の警告があるのではなく、リレンザ、イナビルの添付文書(医療者向けの薬の説明書)にも異常行動に気を付ける内容が記載されています。, しかし、これらの異常行動の例は、タミフルを飲んだときだけに起こるのではなく、インフルエンザ異常行動の例としてそのまま受け止められます(理由は後述)。, 厚生労働省では、2007年からインフルエンザ異常行動について引き続き研究が継続しています。, 医師がインフルエンザと診断し、重度の異常行動を起こした時は、厚生労働省に報告するルールになっています。, インフルエンザ異常行動は、10歳以下の男の子に多いことが厚生労働省の研究で分かっています。, おそらく、10歳以下の子供は異常行動を起こしても親の目の届く範囲にいる場合が多く、その異常行動に対処できますが、10歳以上の子供は自由に行動でき、異常行動の対処が難しい場合があるため注意喚起がされているのでしょう。, インフルエンザ出勤停止期間は、「インフルエンザを発症後5日を経過し、かつ、解熱後2日を経過するまで」が目安です。, インフルエンザ異常行動は、発熱してから2日(48時間)以内に、睡眠から突然覚醒して起こることが多いとわかっています。, タミフルの警告の「自宅において療養を行う場合、少なくとも2日間(48時間)、保護者等は小児、未成年者が一人にならないよう配慮する」の根拠は、これらの研究結果にあります。, 重度の異常行動の発現件数 (2009年-2010年~2012年-2013年までの合計), この調査結果から、タミフルを飲んでも、飲まなくても、異常行動はインフルエンザそのものが原因で起こっていいるのではないかと考えられます。, アセトアミノフェンはカロナールなどの解熱鎮痛成分で、インフルエンザの発熱によく使われる薬です。, インフルエンザ異常行動の原因は、タミフル、リレンザ、イナビルではなく、インフルエンザの発熱による熱せん妄が原因と考えられています。, 熱せん妄とは、インフルエンザなどの発熱が原因で、脳が誤認識している状態のことです。, 熱せん妄は幼児~小学生低学年に起こり、それがちょうどインフルエンザ異常行動を起こす年齢(10歳以下)と一致します。, (熱せん妄は発熱が引き金のひとつですので、通常の風邪などでも起こる可能性があります), タミフル、イナビル、リレンザの作用の仕方は同じですが、対象となる年齢や用法などが違います。まとめて解説します。, インフルエンザ予防の基本は、ワクチンによる予防接種ですが、タミフル、イナビルは、緊急的、一時的に予防薬として使用されることがあります。飲み方、使い方、タイミング、効果について解説します。, タミフル、イナビルなどのインフルエンザ薬は、インフルエンザの罹病期間の短縮効果と、重症化抑制効果があります。インフルエンザに対する効果には違いがあるのでしょうか?, 子供のインフルエンザにタミフルドライシロップ、イナビルなどのインフルエンザ薬使用されることがあります。タミフルは苦く、イナビルは一発勝負です。どちらも服用には苦労する薬です。, この年代の患者には、合併症、既往歴等からハイリスク患者と判断される場合を除いては、原則として本剤の使用を差し控える。, インフルエンザ異常行動は、10歳以下の男の子が、発熱から2日(48時間)以内に、睡眠から覚醒時すぐに起こることが多い, インフルエンザ異常行動の原因はタミフルと言われてきたが、今は因果関係は否定されている, インフルエンザ異常行動が、タミフル、リレンザ、イナビルの服用(吸入)で起こるというデータはない, それでも、タミフル、リレンザ、イナビルの添付文書には異常行動の注意喚起がされている, タミフル、リレンザ、イナビルの服用(吸入)しているよりも、解熱剤であるアセトアミノフェン(カロナールなど)を服用している子供の方が、インフルエンザ異常行動を起こしやすい. サケと野菜、アサリの春雨煮込み. (3)上気道炎症状 因果関係は不明であるものの 、本剤を含む抗インフルエンザウイルス薬投薬後に、 異常行動等 の精神神経症状を発現した例が報告されている。 インフルエンザ対策|厚生労働省, 1歳までは薬は処方されない。1歳〜5歳までは上手に薬を飲み込むことが難しいのでタミフルが多く処方される。5歳〜9歳まではタミフルか吸い込むタイプのリレンザ。10代になるとタミフルの服用が制限されているので吸引タイプのリレンザかイナビルというのが基本的な処方のされ方になっている。, インフルエンザ予防にはイオン飲料が効果的【NHKゆうどきネットワーク 1月28日】, 2012年7月4日放送のNHKあさイチ!の解決!ゴハンで麹料理研究家の小紺有花さんが紹介していた塩麹のやわらかスペアリブと塩麹の大豆ナゲットのレシピと簡単にできる塩麹の作り方です。. 薬の処方の有無にかかわらず、インフルエンザには異常行動を起こすリスクがある。(©Sebastian Kaulitzki-123rf), 10月の特集は、「足が痛い」のお悩み解決、目の3大疾患、「貯筋歩き」で若さを保つ、の3本です!. 抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無又は種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されている。 異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応として、 1)異常行動の発現のおそれがあること、 ― 飛び降り 娘が異常行動( 小児科医によると熱性せん妄状態 とのことでした)をしたのは、 38度以上の熱があるときでした。 異常行動の約8割は、発熱後2日以内に発生する とのこと。 要注意ですね。 (ものすごい勢いでメモした記憶が・・・) 異常行動の例とは? Copyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved. インフルエンザで異常行動を起こしやすい体質? 冒頭に「異常行動を気にしない親御さんがいる」と書きましたが、この方のお子さんはインフルエンザにかかるといつも意味不明なこと言って、治ると何もなかったように普通に戻るので親御さんは”いつものこと”と思っているのです。 2014年12月2日(火曜日)放送のNHKあさいち「スゴ技Q 今こそ知りたい!冬の災害対策術」では、ガソリンの消費を抑えるエコドライブの達人、省エネルギーセンターエコドライブ推進室長の谷口正明さんが、ガソリンを節約しつつ効率のよい暖房テクニ... 2015年2月25日(水曜日)放送のNHKあさイチ「レジェンドキッチン ビル・グレンジャー」では、ビル・グレンジャーさんがふわふわスクランブルエッグのレシピを紹介していました。, 2013年1月21日放送のNHKあさイチ!「とことん知りたい!骨盤底筋」では、理学療法士の重田美和さんが、冷え性を解消する骨盤底筋トレーニングの方法が紹介されていました。, モデル岡田紗佳の肩甲骨バンド/矯正ベルト&中村アンのゴムチューブの効果【ダウンタウンデラックス12月20日】, ノロウィルス対策に!渋柿タンニン消毒スプレーノロエース【NHK情報LIVEただイマ12月21日】, ゲンコツチュウチュウの作り方レシピ 沖縄県那覇市べんり屋 【秘密のケンミンショー 2月7日】, NHKためしてガッテンのゼラチン料理レシピ【炊飯器チャーハン/ナポリタンの作り方】, 道の駅発酵の里こうざきの幻のしみこんにゃくで便秘解消!通販は?|名医のTHE太鼓判. (1)突然の発現 2015年2月24日(火曜日)放送のNHKあさイチ「スゴ技Q 寒さ&乾燥に負けない!冬の快眠術」では、ツボを東洋・西洋の両方の医学から探求する北里大学東陽医学総合研究所の臨床准教授・伊藤剛さんが朝すっきり目覚めるツボとして「風池」と「膈兪」... 2013年5月30日放送のNHKあさイチ!「素足で気になる!かかとの角質ケア」では、足のトラブルの専門家、東京医科歯科大学フットケア外来医師の高山かおるさんが、正しいかかとの角質ケアについて解説していました。. 2012年12月21日放送のNHKあさイチ!では抗インフルエンザ薬イナビルの異常行動などについて解説されていました。, 今月14日時点で佐賀・沖縄・群馬など8つの県で流行が始まっているインフルエンザ。国立感染症研究室主任研究官の安井良則さんによると、本格的な流行は1月に起こる可能性が高いとのこと。, インフルエンザで心配なのがいわゆる異常行動。今週インフルエンザにかかったという男の子も不思議な体験をしたといいます。起きてしゃべっているが、「漫画のキャラクターがいるよね」など、突然走りだしたり、熱で我を忘れて訳がわからなくなったそうです。, タミフルとリレンザの服用後の異常行動については有名だが、2010年から処方薬に加わったのがイナビルとラピアクタ。, タミフルとリレンザは5日日間の服用が必要になるのに対し、イナビルとラピアクタは1回の投与ですむということで処方が広まっている。しかしイナビルの服用後にも異常行動が起きるということが先月報告された。, 先月開かれた日本小児感染症学会では、抗インフルエンザウイルス薬イナビルを服用後の異常行動や言動についての報告がされた。, イナビルは吸引するだけの薬。一回の服用ですむので処方が広がり、昨シーズンはタミフルに続き2番目に多く出荷されている。, 今回異常行動について報告した川崎医療大学小児科学教授の中野貴司教授は、医療機関や患者から自発的に報告のあった症例を調べた。するとイナビルの異常行動・言動は2010年と2011年の2シーズンで245例あった。その中で自分や他人を傷つけてしまう可能性のあるケースが56例あった。, ある10代の男の子の場合、イナビルを服用後寝ていたところ急に起きだし、全身を叩いて暴れだした。驚いた両親が子供を落ち着かせ再び寝かせるが、その後階段を駆け下り外に出ようとした。それも両親が止め幸い大きな事故には繋がらなかった。, こうした異常行動にはある傾向が見られることがわかった。報告された症状を解析してみると、10歳代の男性に多く見られ、また病気の初期に多いということもわかった。, しかしこうした言動や行動はイナビルそのものが原因なのかどうかはわからないといいます。一番悪いのはインフルエンザだが、そこに薬がどの程度影響しているかはきちんと調べる必要がある。, 川崎県衛生研究所所長の岡部信彦さんの6年間の調査では、抗インフルエンザ薬を飲んでいないで異常行動を起こす人も9%〜25%いるということがわかった。抗インフルエンザ薬を飲んでも飲まなくても注意して見守る必要がある。, インフルエンザにかかったら2日間は1人にさせないように注意するということを厚生労働省でも呼びかけている。 ― その他、予期できない行動であって、制止しなければ生命に影響が及ぶ可能性のある行動, 調査期間は2015年第38週(2015年9月14日~20日)から2016年3月31日までですが、この間に58例の異常行動症例が報告されました。このうち「突然走り出す・飛び降りのみ」は35例でした。それぞれの患者背景は表2の通りです。これらの結果は、「これまでの報告と概ね類似している」という結論でした。, 続きは「日経Gooday会員(無料)」、「日経Goodayマイドクター会員(有料)」の方がご利用いただけます。, ウォーキングやジョギングなどの「有酸素運動」には、「コロナ太り」の解消や、生活習慣病の予防、免疫力アップなどが期待できる。ただし、漫然と歩くだけでは運動効果は低いし、かといって本格的なジョギングは運動初心者にはハードルが高い。そこで運動効果の上がる歩き方と、初心者でもできる走り方のコツを紹介する。, 放っておいても失明につながる心配はないものの、日常生活に不便をもたらしたり、疲れや肩こりなどの体の不調を引き起こす、悩ましい目の症状。今回は、そうした「ちょっと困った目の症状」の代表例である「老眼」「飛蚊症」「ドライアイ」への対処法をまとめていく。, 暑い夜でもぐっすり眠るにはどうすればいいのか。そもそも睡眠は何時間とればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、不眠を解消するための3つのNGと、6つの快眠テクニックを紹介する。, TRY!旬の食材ヘルシーレシピ インフルエンザで異常行動したらどうしたらいいの?と気になる人もいるだろう。そんな時、病院へ救急すべきかそれとも自宅で療養すべきかを紹介する。 インフルエンザ時の異常行動の例. (4)全身倦怠感等の全身症状, ― 突然走り出す 2月半ば、「インフル薬服用の中2男子が転落死」というニュースが流れました。インフルエンザにかかり、抗ウイルス薬による治療を受けていたそうです。「薬が原因で異常行動を起こし、転落してしまったのではないか」と受け止める人もいますが、本当に関係はあるのでしょうか? 2016年~2017年シーズンのインフルエンザ流行速報から、知っているようで知らないインフルエンザの基礎知識まで、この特集で一挙解決! インフルエンザ流行マップはこちらで毎日更新中です。, 2月半ば、「インフル薬服用の中2男子が転落死」というニュースが流れました。インフルエンザにかかり、抗ウイルス薬による治療を受けていたそうです。私の周りでは、「薬を使っていたので異常行動を起こし、転落してしまったのではないか」と受け止める人もいます。はたして、抗ウイルス薬の使用と飛び降りなどの異常行動との間に関係はあるのでしょうか?, 結論から言うと、「抗インフルエンザウイルス薬の種類、使用の有無と異常行動については、特定の関係に限られるものではない」でした。つまり、インフルエンザにかかった人の中には、抗ウイルス薬を使っていても、あるいは使っていなくても、異常行動が確認されているということです。また、抗ウイルス薬の種類によって異常行動の発現に違いはない、というのが結論でした。, 毎年「インフルエンザ罹患に伴う異常行動研究」が行われています。2015/16年シーズンの調査結果が出ていますので、ポイントを見ていきたいと思います。研究の正式名称は、平成27年度日本医療研究開発機構委託事業である「インフルエンザ様疾患罹患時の異常行動の情報収集に関する研究」(研究代表者:川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦氏)です。, 調査の依頼対象はすべての医療機関で、インフルエンザ様疾患と診断され、かつ、重度の異常な行動を示した患者について報告されています。重度の異常な行動とは、「飛び降り、急に走り出すなど、制止しなければ生命に影響が及ぶ可能性のある行動」です(報告の基準は表1のとおり)。「飛び降り」、「急に走り出す」のほかには「おびえ・恐慌状態」「ないものが見えると言う」「わめく・泣き止まない」「暴力・興奮状態」「無意味な動作の繰り返し」などが含まれます。, ― 臨床的特徴(上気道炎症状に加えて、突然の高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛を伴うこと)を有しており、症状や所見からインフルエンザと疑われる者のうち、下記のいずれかに該当する者, *次のすべての症状を満たす者